NY Fish Market / NYの魚屋さんでお刺身

グロッサリー ショッピング

ニューヨーカーは他の都市のアメリカ人に比べると新鮮な魚を食べる機会に恵まれていてマーケットでも気軽に魚を買って料理が出来る環境にあります。

何といってもNYはアメリカ最大の鮮魚卸市場であるFULTON MARKETがあり、また人種のるつぼと言われるように様々な国から移住して形成された文化もあり、レストランについてもギリシャや北欧系、それに日本料理レストランは美味しいお魚料理のメニューが豊富で私達の胃袋を日々満足させてくれます。

エスニックコミュニティーによる職業の特徴もあり、フィッシュマーケットのオーナーはギリシャ系、ベトナム系、スモークした魚屋さんはユダヤ系や北欧系の人たちが圧倒的に多いです。日本人の方が経営している魚屋さんもありますし、日系のスーパーマーケットでも新鮮な魚を買うことが出来ます。各スーパーマーケットの鮮魚コーナーもお客様を引き付けています。

ニューヨークでは高級スーパーマーケット”シタデラ”の魚コーナーは有名で評価が高く、お客様のおもてなし等におすすめですが、今回は自宅用。NYの普通の魚屋でお刺身を買ってみました。

行ったのはギリシャ系の魚屋さんで、一見レストランの建物のようです。

魚屋の外観。お店の中はギリシャの国旗を掲げた船の模型などが飾られていてギリシャブルーの壁が明るい雰囲気です。

NYの魚屋でトロのお刺身を買う

中に入ると魚介類がずらりと並んでいて気分が上がります。

一通り魚を眺めて魚の種類や値段などを見てみます。

金額はLB(ポンド)1LBは約454グラムです。

あらかじめスライスされている魚達。丸ごとの魚も沢山置いてあります。

一般的にNYでも魚は火を通して料理するのが基本で魚屋で買った鮮魚を生で食べる人はいないので、刺身用と書いている札などはありません。

スーパーマーケット等で「SASHIMI」とタグがついている魚でも見た感じが怪しいと思ってあきらめる場合もありますよね。出来たらあらかじめ評判の良い魚屋を調べてから行った方が安心です。

素人目にはどれがお刺身に出来る魚か分からないので、これについてはお店の人に聞く必要があります。その日の仕入れの状況によっては同じ魚の種類でも刺身には向かない魚介ばかりの時もあります。

「 Do you have a SASHIMI grade fish today? 」とお店の人に聞くと

「Yes. We have Tuna, Fatty Tuna, Salmon also Scallop for Sushi and Sashimi」との答えが。

Sashimi, Sushi はそのままで十分通じます、というかもう英語の一種です。

今回ポキ丼を作ろうと思っていたので赤身で良かったのですが、トロが美味しそうに見えたので、迷っていたらお店の人がトロを持ち上げ、見やすくしてくれます。

値段を聞くと今回は1LB(約454グラム)で18ドルとの事。大分お安いです。

日本でトロ(Fatty Tuna) を買うと同じ重さで5000円以上はするようなので、半額以下で大分お得です。

FULTON MARKETのWEBSITEによるとNYのまぐろは築地を始め、世界中から輸入されているとの事です。値段を見る限り築地からのものではないと思いますが、ツヤがあって筋もきれいに入っていたので買ってみました。ギリシャ系だけあってレモンも付けてくれ、生のホタテもおまけに入れてくれました。(ホタテはバター焼きにしました)

購入したトロ。ホタテ4つをおまけで入れてくれました。レモンはお約束で付けてくれます。

トロでポキ丼

元々ポキ(ポケ)丼を作る予定だったので赤身のまぐろが良かったのですが、ついついトロに惹かれて選んでしまったので、本来のポキより脂身が多く、甘くてこってり味となりました。ボリューミーでなかなか美味しかったです。

材料(2人分)

まぐろ300グラム、アボガド1個、玉ねぎ(中4分の1)、青ネギ(2本分)、ごま(適量・仕上げ用は別に用意)、醤油大さじ3,砂糖小さじ1,みりん大さじ2,ゴマ油小さじ2

玉ねぎは薄切りにして水にさらし5分。まぐろとアボガドは角切り、青ネギは小口切り。その他をあらかじめ混ぜたら玉ねぎ、マグロをジップロックに入れて空気を抜き30分漬け置き。その後にアボガドを軽く混ぜてご飯に乗せる。ゴマをかけて完成。

トロのお刺身&ステーキ

思ったより大分大きかったので、残りはお刺身とステーキにしてみました。お刺身の味は脂が乗っていて甘くて美味しかったのですが、お寿司屋さんみたいに美味しそうに綺麗に切るのは難しかったです(今回写真はなし)。買ったトロを画像で見ると筋が太いので食べにくいと思われるかもしれませんが、食べると気になりません。トロの左側は脂の塊がガッツリあります。

急遽作ったステーキは調理時間は5分で出来ます。

材料

トロ150グラム、醤油大さじ1,みりん小さじ1,にんにくのみじん切

トロ以外の材料を混ぜておく。フライパンでトロを焼き、焼き目がついたらその他を入れてからめ、胡椒をお好みでふりかけ完成。

これはトロの脂身を軽く焼くことによってさらに甘みを増してなかなか美味しかったです。アメリカの魚は火を通さないとちょっと怖いかもという方にはこちらから始めるのが良いかもしれません。

NYでの魚屋で買うお刺身はいかがでしたか?

もし魚屋さんを見かけたらぜひ立ち寄ってみて下さい。簡単にできる料理のレパートリーが増えるかも。評判の良い魚屋さんが近くにない場合はスーパーマーケットの鮮魚売り場でももちろん良いです。

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