ニューヨーク チャイナタウンの現在

NY観光

マンハッタンのチャイナタウンに久しぶりに行ってきました。

コロナ禍が始まった2020年の3月頃はひっそりと静まり返り、風評被害もあり、その存続が危ぶまれた時もありましたが、今回の訪問時には見事に復活して、賑わいを見せていました。

ニューヨーク市には大小合わせて9つのチャイナタウンがあると言われていますが、ロウワーマンハッタンにある、Canal Streetを中心としたマンハッタンチャイナタウンは一番有名で、地元以外から訪れる人の数は一番多いです。

Canal StreetとMott Streetの間は一番人出が多く、道沿いは中国風ファーマーズマーケットの数も増加し、季節の果物や野菜がリーズナブルな値段で売られています。

Mott Streetを右に入ると、カラフルなホリデーイルミネーションが迎えてくれます。思った以上に賑わいを見せていて、レストランやお店も9割近くオープンしています。

現在ニューヨーク市のレストランはコロナ禍感染安全対策により室内での飲食が禁止されていますので、レストランは外に席を作って営業しています。この日は平日の15時で、気温も5度くらいでしたが、この通り人気レストランで食事をする人で外の席も満席でした。皆さんコートを着用して食事をしています。

チャイナタウンで必ず立ち寄るのはお茶の専門店、台湾発祥のTen Ren’s Tea。本場ウーロン茶からバブルティーまで何でも揃っていて美味しいです。

Mott Streetの中心にあるので、観光中のティータイムにもおすすめ。日本にも名古屋、神戸、横浜に支店があるようです。アメリカで美味しいウーロン茶やジャスミン茶を買うにはお茶専門店に行かなくては入手できないので貴重な存在です。

Ten Ren’s Teaの情報は

tenrentea

Mott Streetを直進して左手に広がるBowery Street。このエリアや理容店が多く並ぶPell Streetはチャイナタウンの礎を築かれた場所でもあります。

1850年代に広東州の中国ビジネスマンが初めて移民としてこの地に到着し、葉巻タバコの販売で成功し、次々とそのビジネスを拡大し、産業を独占することにより、中国から来た多くの移民が葉巻ビジネスに従事しコミュニティーが増加したと言われています。

当時アメリカではゴールドラッシュで財を成す人が増え、外国からも次々とアメリカンドリームを求めて移民としてやって来る人が多い時期でもありましたが、中国、またはその周辺国からもゴールドラッシュで儲けたい人は西海岸のカルフォルニアへ、葉巻タバコで生計を立てたい人は東海岸のニューヨークへと分かれたようです。

マンハッタンのチャイナタウンは観光客が多いのもあり、日本のお客様に人気のJoe’s Shanghai等のレストランやベーカリーなどが主流なのですが、少し歩くと手作りの餃子屋さんや豆腐屋さんもいくつかあり、思いがけず美味しいものに出会う事もあります。

いつも長い列が出来ている焼き餃子のお店。チャイナタウンの焼き餃子は日本のと比べると皮が大分厚いので、出来立てだったら香ばしくて美味しいですが、冷めているのを出されるとはずれます。茹で餃子は皮がモチモチしているのでこちらのがおすすめかも。

行く度にワクワクするチャイナタウン。しっかりと復活の道を辿っていて嬉しくなりました。

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