ニューヨークミッドタウンに聳え立つペンステーション。
ペンステーションは、ワシントンDCやボストン等に行く長距離列車、アムトラック、お隣NJへ行く、NJ Transit, ロングアイランドに行くLIRR、そしてニューヨーク市内を走る地下鉄とNYCへの通勤、旅行等に欠かせない市内で最も大切な主要駅となっています。
1910年に開業したペンステーションは、2019年には毎日60万人以上の通勤客や旅行客に従事して来ましたが、年々利用客が増加する事によって、混雑が悪化し、また老朽化が目立つようになり、2016年から敷地を広げ、駅の機能をアップデートするプロジェクトが発足し、16億円をかけ、駅舎を広げ、お向かいの建物に今月,Moynihan Train Hallという名前となってようやくオープンしました。
早速見てみましょう。
34STREET メインエントランスから入っていきます
ここが34STREETのメインエントランス。駅のビルはマジソンスクエアガーデン、銀行、オフィス等の複合ビルになっています。
いつもの駅内。ここの通路はまだ以前と同じ様子です。アムトラックからニューヨーク市内、近郊へと便利な駅なのですが、ちょっと薄暗い雰囲気。
朝早い通勤客の人達がいつもお世話になっているクリスピークリームドーナッツ。
クリスピークリームの前はアムトラックのロビー。今年になってから待合室が改装されて綺麗になっています。乗車券を見せて室内に入ります。無料WIFIあり。テレビも何台かあります。
待合室の周りや観光案内所、ギフトショップ、デリショップ、ブックストア等が沢山あります。
ここを進むとプラットホームに繋がります。中央のボードで該当する列車がどこのプラットホームから出発するかチェックして進みます。
この写真の右端にあるエスカレーターで一旦外に出てMoynihan Train Hallに向かいます。
Moynihan Train Hallのエントランスはは郵便局の隣
外側から新しくオープンしたMoynihan Train Hallを見てみると、郵便局のビルと繋がっています。このビルは1912年に建立され、ニューヨーク市文化財、及びアメリカ国家歴史登録財にも指定されています。
駅のお隣は現在も現役の郵便局ですが、郵便局ビル自体は2002年にニューヨーク州に売却され、サービスもかなり規模が縮小されています。郵便局内は工事中の中で営業を続けています。
郵便局の外側からは素晴らしい建築が見れます。
Monihan Train Hallの中の様子
いよいよ入り口から中に入ってみます。
Hallのロビーは吹き抜けになっていてガラスの天井がドーム状が美しく、大変広々とした雰囲気です。
このロビーはアムトラックのプラットホームに繋がっています。その他にはロングアイランドまで繋がるLIRRにもこのホール内で簡単に乗り換えが出来るようになっています。
アムトラックのチェックインカウンター。荷物も預けられます。
駅構内の交番もあります。控えめなサイン
Hallのフードコートとショッピングモールは今年の秋開業予定
Hallの新たな施設である、フードコートとショッピングモールは現在準備中となっています。現在スターバックスのみオープンしています。
その他のショップやレストランは今年の秋オープンに向けてプロジェクトが進んでいるようです。観光客やローカルに人気のマグノリアベーカリーやバーガージョイント等も来るようです。以下はオープン予定のレストランリストです。
フードコートはこんなイメージの様です。
エスカレーターで2階に上がるとショッピングモールで買い物が楽しめるようになるようです。イメージはこんな感じの様です。早めに駅に到着しても出来ることが色々ありそうです。
ショッピングモールがある2階では着席出来るレストランも入るようです。こんなイメージのようです。
Trail Hallから外に出てみます。
帰りはエスカレーターと地下通路を通って本駅舎に戻っていきます。
メイン駅も少しずつリノベーションが進んでいるようなのですが、Moynihan Hallから戻るとやっぱり薄暗く感じられます。通路にはデリやショップが並んでいて、お客さんも結構入っています。
真っすぐ進むと駅の南側の出口に出てきます。この出口はデザインが新しくなっていて、メインの入り口とは大分違っています。
このエスカレーターホールもドーム状のガラス天井になっています。目の前にはエンパイヤステイトビルが見えてきます。
外側から見た南入口・出口。タワーのような姿で歩いている人の目を引いています。
これから秋にかけてプロジェクトが次々と進んでいるようです。秋の旅行がますます楽しくなりそうなペンシルバニア駅となっています。