Socrates Sculpture Park /NYの彫刻公園

NY観光

NYCのマンハッタンからイーストリバーを挟んだ向かい側のLONG ISLAND CITYに芸術家達によって造られたソクラテス彫刻公園があります。

この公園はニューヨーク市の中で唯一芸術家達が野外で大規模な彫刻を創造したり展示する事が認められている公園となっています。道を挟んで向かい側には著名な日系彫刻家でもあるノグチイサム博物館もあり、若い芸術家が集う場所でもあります。

公園のあるロングアイランドシティーは現代美術館、MOMAの分館である、MOMA PS1や彫刻を中心とした美術館であるSCULPTURECENTER(こちらは現在テンポラリークローズ中)等現代アートが楽しめる場所があり、エリアの発展とともに多くの人を惹き続けています。

ソクラテス彫刻公園は現在リバーサイドにある景色の良い公園として、市民の憩いの場所にもなっていますが、元々は不法投棄や産業廃棄物の溜り場だったところを若い彫刻家やアーチストが中心となって芸術家がアートを表現できる場所を求める活動を盛り上げ、ニューヨーク市を動かし、1986年にニューヨーク市所有の公園として正式に登録、整備され、現在は誰でも彫刻を身近に楽しめる場所となっています。

何が見れる?

それでは早速公園内の彫刻、アートの一部をご紹介します。展示アートは定期的に変わります。

公園の入り口。見上げると看板のようなアート、Nona Faustineの作品。Black Lives Matter運動がきっかけで撤去される事となったルーズベルト大統領の像(右)と、黒人への対応に差別的と言われたリンカーン大統領の像(左)は撤去の対象にならなかった政治の曖昧な境界線を表現しています。

Paul Ramírez Jonasの作品。空洞の部分はグリルになっていて実際に平日の10時から18時まで誰でもここでクッキングが出来るようになっています。薪や道具は持参する必要があります。これは料理を通してコミュニティーで結束することの大切さを表現しています。

巨大なピラミッドのようなアート、Jeffrey Gibsonの作品。13世紀ミシシッピ渓谷で暮らしていたアメリカ先住民の土倉建築をモチーフにして造られています。博物館の考古学部署で勤務していた作者が先住民の豊かな知識や文化を世に知らせる機会になればという思いもあります。

その他も興味深い彫刻が数多く展示されています。現在創作中のアートも見かけられました。彫刻を見ながら過ごしていると夕方の風景が川辺から綺麗に見えます。

ソクラテス彫刻公園いかがでしたか?

市民が彫刻を身近に感じられる川辺の公園。この公園は野外シネマやシェークスピア劇場、メトロポリタンオペラのパフォーマンスなど無料で芸術を楽しめるイベントが数多く開催されるのでも有名なのですが今年はコロナの影響でキャンセルになっています。グリーンマーケット等小規模なイベントも始まっているようなので、これからまたこの公園に沢山の人が遊びに来そうです。

現代野外アートに興味がある方、川辺でのんびり過ごしたい人におすすめです。

Address

SOCRATES SCULPTURE PARK
Address: 32-01 Vernon Boulevard Long Island City, NY 11106
☎ 718 956 1819

WEBSITE https://socratessculpturepark.org/

Direction

SubwayだとNかWのBroadway駅からイーストリバーに向かって徒歩25分程。

専用駐車場はありません。

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